Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【小説】オイディプス王

オイディプス王 (岩波文庫)

オイディプス王 (岩波文庫)

 昔ギリシャのソポクレスさんが書いた悲劇で、ソポクレスさんが書くものは全部1位になるくらいだったが、この作品だけは2位になったらしい。かのアリストテレスさんもこの作品を絶賛したとか。

 オイディプス王の妻の父、つまり先王は謎の死を遂げていて、なんとなく王はその謎を配下に探らせてみる。

 一方、神託によると王は、父を殺し母を姦淫するであらうと告げられ恐怖におののく。

 王はとりあえず予言者に話を聞いてみるものの、予言者はまったく話をしようとしないので王はブチ切れてしまう。

 ぷりぷりするオイディプスの下に父が寿命で死んだとの知らせが届き一安心するがまだ母は生きているので安心はできない。

 先王の死の謎、オイディプスの出生の秘密が判明したあと、オイディプスが自らの目を潰すシーンは強烈だ。