- 作者: 日高大介
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/10/28
- メディア: Kindle版
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著者について
様々なクイズ番組で優勝・準優勝。さらに、クイズ作家として多くの番組やイベントにて問題作成・演出・監修を手掛ける。
中学2年から本格的にクイズにのめり込み、学校の勉強にもクイズが使えることがわかる。
そんな著者はクイズの勉強を「効率的な勉強法」であると語る。クイズからは、プロセスやアイデアを学ぶことができると。
本書について
クイズの面白さや、クイズの上達法とそれを応用した勉強法を紹介していく。後半では漢検一級の勉強のしかたも。
以下、本書で気になった箇所を紹介する。
クイズの効用
・クイズに答えられるということは、成功体験であり、モチベーションを維持することに繋がる。
・1問わかれば、何倍もの問題に対応できる。様々な角度から出題される可能性があるからだ。
クイズ勉強法
奇抜な連想で新しい知識を既存の知識と結びつけていく。これが知識を増大させるコツの一つです。
と語る著者。本書では実際にクイズ問題を見ながら、効率的な勉強法を紹介していく。
さらに、「データもの」の知識をインプットする際のやりかたについては
共通項でくくる、特殊なものから覚える、自分で問題につくりかえる、声に出して覚える。
データをまとめて覚えるときには、まず幹をしっかり押さえてから枝葉を覚える。
漢検一級については、主に次の3点。
どんな問題が出るのか把握し、知識を吸収し、実践練習。
ゾーン
最後に、勉強法ではないが、著者が「ゾーン」に入った経験が面白いと思った。
「ゾーンに入って」<中略>「Q.”米”という漢字に・・・」で、ポーンとボタンを押し、僕が答えたのは「謎!」。正解でした。問題の続きがどうなるか、おわかりでしょうか?<中略>なぜここまで全体像が脳に浮かんだのか、自分でも説明できません。それくらい、集中しきっているときには、自分の能力以上のものがパフォーマンスできる、ということでしょう。
感想
「勉強法」の本としては、どちらかというと「良」な本。